アメリカ中学校で学ぶ算数:周の長さ、面積、体積をしっかり理解しよう
- Manami Fujita
- 数秒前
- 読了時間: 5分
アメリカの中学校で算数を学ぶとき、よく出てくる大切な概念が三つあります。
それは 周の長さ(Perimeter)、面積(Area)、そして 体積(Volume) です。
どれも形を測るための方法ですが、それぞれ目的や計算方法が異なります。
この記事では、中学生でもわかるように、具体的な例を使ってわかりやすく説明します。

1. 周の長さ(Perimeter)
まずは周の長さから始めましょう。
周の長さとは、形の外側をぐるっと一周したときの距離のことです。
言い換えれば、「形のまわりを歩いたときに何フィート歩くか」を測るイメージです。
例題
たとえば、長方形の庭があります。
縦が 5 メートル、横が 8 メートルの長方形です。この庭の周の長さを求めてみましょう。
周の長さは、四つの辺の長さをすべて足せば求められます。
周の長さ = 5 + 8 + 5 + 8
順番に計算していくと、
5 + 8 = 13
13 + 5 = 18
18 + 8 = 26
よって、この庭の周の長さは 26メートル です。
ポイント
周の長さは常に「形のまわり」を測ります。
計算方法は単純で、すべての辺の長さを足すだけです。
正方形や長方形、三角形、その他の多角形でも同じ考え方が使えます。
2. 面積(Area)
次に面積について考えましょう。
面積とは、形が どれくらいの広さを持っているか を表すものです。
周の長さが「線の長さ」を測るのに対して、面積は「平らな面の広さ」を測ります。
単位
アメリカでは、面積の単位として 平方フィート(ft²) や 平方メートル(m²) を使います。
これは 1 フィート四方や 1 メートル四方の正方形の数で面積を表すイメージです。
例題
縦が 4 メートル、横が 7 メートルの教室があります。この教室の床の面積を求めてみましょう。
面積は縦 × 横 で求めます。
面積 = 4 × 7 = 28 m²
よって、この教室の床は 28平方メートル の広さがあります。
ポイント
長方形や正方形の面積は、縦 × 横 で簡単に求められます。
面積は「どれくらいの平面を使えるか」を知るために重要です。
三角形や円などは別の公式がありますが、まずは長方形や正方形から理解することが基本です。
3. 体積(Volume)
最後に、体積について学びます。
体積とは、3次元の形がどれだけの空間を占めているか を表すものです。
面積が平面の広さを測るのに対して、体積は奥行きも含めた立体の大きさを測ります。
単位
体積の単位は 立方フィート(ft³) や 立方メートル(m³) を使います。
これは 1 フィート立方や 1 メートル立方の小さな立方体の数で立体の大きさを表すイメージです。
例題
縦が 3 メートル、横が 2 メートル、高さが 5 メートルの箱があります。
この箱の体積を求めてみましょう。
体積は縦 × 横 × 高さ で求めます。
体積 = 3 × 2 × 5 = 30 m³
この箱の体積は 30立方メートル です。
ポイント
長方体や立方体の体積は、縦 × 横 × 高さ で求めます。
体積は「物を入れられる量」や「空間の大きさ」を考えるときに使います。
円柱や球などの立体の場合は、別の公式がありますが、まずは長方体で感覚をつかむことが重要です。

4. さまざまな形の計算方法
中学校の算数では、長方形や正方形だけでなく、さまざまな形の周の長さや面積、体積を求める練習をします。
三角形の面積
三角形の面積は、
面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2
で求められます。例えば、底辺が 6 メートル、高さが 4 メートルの三角形の面積は、
6 × 4 ÷ 2 = 12 m²
となります。
正方形の周の長さと面積
正方形はすべての辺が同じ長さなので、周の長さは「1辺 × 4」、面積は「1辺 × 1辺」で求められます。
例えば、1辺が 5 メートルの正方形の周の長さと面積は、
周の長さ = 5 × 4 = 20 m
面積 = 5 × 5 = 25 m²
です。
立方体の体積
立方体はすべての辺が同じ長さなので、体積は「1辺 × 1辺 × 1辺」で求めます。
例えば、1辺が 3 メートルの立方体は、
体積 = 3 × 3 × 3 = 27 m³
です。
5. 日常生活での活用例
算数で学んだ周の長さ、面積、体積の考え方は、日常生活でも役立ちます。
アメリカの中学校でも、実際の場面に結びつけて学ぶことが多いです。
周の長さ:庭のフェンスを設置するとき、家の周りの道を歩く距離を測るとき。
面積:部屋の床にカーペットを敷くとき、壁に壁紙を貼るとき。
体積:箱に荷物を入れるとき、プールに水を入れる量を計算するとき。
こうした日常の問題を解くことで、算数の概念がより実感を持って理解できるようになります。
6. まとめ
アメリカの中学校で学ぶ算数の基本、周の長さ、面積、体積を振り返りましょう。
概念 | 測るもの | 計算方法 |
周の長さ(Perimeter) | 形のまわりの距離 | 辺の長さをすべて足す |
面積(Area) | 2Dの形の広さ | 縦 × 横 |
体積(Volume) | 3Dの形の空間 | 縦 × 横 × 高さ |
周の長さは「外周」、面積は「広さ」、体積は「立体の大きさ」と覚えるとわかりやすいです。
長方形や正方形を使った例から始めて、三角形や立方体などにも挑戦してみましょう。
日常のさまざまな場面で応用できます。
算数は形や数字を使って世界を理解する力を育てます。
アメリカの中学校での学習を通して、周の長さ、面積、体積の計算をしっかり身につけていきましょう。
アメリカ宿題サポートでは、アメリカに住むお子さんの学習サポートを提供しています。
記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
過去のサポート歴
|

