top of page
検索

アメリカ中学校で学ぶ算数:周の長さ、面積、体積をしっかり理解しよう

アメリカの中学校で算数を学ぶとき、よく出てくる大切な概念が三つあります。


それは 周の長さ(Perimeter)面積(Area)、そして 体積(Volume) です。


どれも形を測るための方法ですが、それぞれ目的や計算方法が異なります。


この記事では、中学生でもわかるように、具体的な例を使ってわかりやすく説明します。



ree

1. 周の長さ(Perimeter)


まずは周の長さから始めましょう。


周の長さとは、形の外側をぐるっと一周したときの距離のことです。


言い換えれば、「形のまわりを歩いたときに何フィート歩くか」を測るイメージです。


例題


たとえば、長方形の庭があります。


縦が 5 メートル、横が 8 メートルの長方形です。この庭の周の長さを求めてみましょう。


周の長さは、四つの辺の長さをすべて足せば求められます。

周の長さ = 5 + 8 + 5 + 8

順番に計算していくと、

5 + 8 = 13
13 + 5 = 18
18 + 8 = 26

よって、この庭の周の長さは 26メートル です。


ポイント

  • 周の長さは常に「形のまわり」を測ります。

  • 計算方法は単純で、すべての辺の長さを足すだけです。

  • 正方形や長方形、三角形、その他の多角形でも同じ考え方が使えます。


2. 面積(Area)


次に面積について考えましょう。


面積とは、形が どれくらいの広さを持っているか を表すものです。


周の長さが「線の長さ」を測るのに対して、面積は「平らな面の広さ」を測ります。


単位


アメリカでは、面積の単位として 平方フィート(ft²) や 平方メートル(m²) を使います。


これは 1 フィート四方や 1 メートル四方の正方形の数で面積を表すイメージです。


例題


縦が 4 メートル、横が 7 メートルの教室があります。この教室の床の面積を求めてみましょう。


面積は縦 × 横 で求めます。

面積 = 4 × 7 = 28 m²

よって、この教室の床は 28平方メートル の広さがあります。


ポイント

  • 長方形や正方形の面積は、縦 × 横 で簡単に求められます。

  • 面積は「どれくらいの平面を使えるか」を知るために重要です。

  • 三角形や円などは別の公式がありますが、まずは長方形や正方形から理解することが基本です。


3. 体積(Volume)


最後に、体積について学びます。


体積とは、3次元の形がどれだけの空間を占めているか を表すものです。


面積が平面の広さを測るのに対して、体積は奥行きも含めた立体の大きさを測ります。


単位


体積の単位は 立方フィート(ft³) や 立方メートル(m³) を使います。


これは 1 フィート立方や 1 メートル立方の小さな立方体の数で立体の大きさを表すイメージです。


例題


縦が 3 メートル、横が 2 メートル、高さが 5 メートルの箱があります。


この箱の体積を求めてみましょう。


体積は縦 × 横 × 高さ で求めます。

体積 = 3 × 2 × 5 = 30 m³

この箱の体積は 30立方メートル です。


ポイント

  • 長方体や立方体の体積は、縦 × 横 × 高さ で求めます。

  • 体積は「物を入れられる量」や「空間の大きさ」を考えるときに使います。

  • 円柱や球などの立体の場合は、別の公式がありますが、まずは長方体で感覚をつかむことが重要です。

ree

4. さまざまな形の計算方法


中学校の算数では、長方形や正方形だけでなく、さまざまな形の周の長さや面積、体積を求める練習をします。


三角形の面積


三角形の面積は、

面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2

で求められます。例えば、底辺が 6 メートル、高さが 4 メートルの三角形の面積は、

6 × 4 ÷ 2 = 12 m²

となります。


正方形の周の長さと面積


正方形はすべての辺が同じ長さなので、周の長さは「1辺 × 4」、面積は「1辺 × 1辺」で求められます。


例えば、1辺が 5 メートルの正方形の周の長さと面積は、

周の長さ = 5 × 4 = 20 m
面積 = 5 × 5 = 25 m²

です。


立方体の体積


立方体はすべての辺が同じ長さなので、体積は「1辺 × 1辺 × 1辺」で求めます。


例えば、1辺が 3 メートルの立方体は、

体積 = 3 × 3 × 3 = 27 m³

です。


5. 日常生活での活用例


算数で学んだ周の長さ、面積、体積の考え方は、日常生活でも役立ちます。


アメリカの中学校でも、実際の場面に結びつけて学ぶことが多いです。


  • 周の長さ:庭のフェンスを設置するとき、家の周りの道を歩く距離を測るとき。

  • 面積:部屋の床にカーペットを敷くとき、壁に壁紙を貼るとき。

  • 体積:箱に荷物を入れるとき、プールに水を入れる量を計算するとき。


こうした日常の問題を解くことで、算数の概念がより実感を持って理解できるようになります。


6. まとめ


アメリカの中学校で学ぶ算数の基本、周の長さ、面積、体積を振り返りましょう。

概念

測るもの

計算方法

周の長さ(Perimeter)

形のまわりの距離

辺の長さをすべて足す

面積(Area)

2Dの形の広さ

縦 × 横

体積(Volume)

3Dの形の空間

縦 × 横 × 高さ

  • 周の長さは「外周」、面積は「広さ」、体積は「立体の大きさ」と覚えるとわかりやすいです。

  • 長方形や正方形を使った例から始めて、三角形や立方体などにも挑戦してみましょう。

  • 日常のさまざまな場面で応用できます。


算数は形や数字を使って世界を理解する力を育てます。


アメリカの中学校での学習を通して、周の長さ、面積、体積の計算をしっかり身につけていきましょう。


アメリカ宿題サポートでは、アメリカに住むお子さんの学習サポートを提供しています。


記事作成者 (Manami Palmini)


まなみ

講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い



 
 
 
bottom of page