アメリカの州統一テスト対策|NY・CA・TXの試験の違いと家庭でできる準備
アメリカの現地校では、毎年春に「State Test」と呼ばれる州統一テストが行われます。
州統一テストは州ごとに名前や形式が違いますが、ニューヨーク州・カリフォルニア州・テキサス州ではいずれも3〜8年生の英語と算数が中心です。
結果は3州とも4段階で示され、公開問題も公式サイトで無料で使えます。
本記事の内容は2026年10月時点の各州教育省の公表資料にもとづきます。
アメリカ宿題サポートでは、アメリカの教育を知る日本人講師が、現地校の宿題を日本語でマンツーマン指導しています。
英語の問題文で何を聞かれているか分からない、といったつまずきも日本語で一つずつ確認できます。
初回レッスンは無料です。
アメリカの州統一テスト(State Test)とは

州統一テストは、州が定めた学習基準をどこまで身につけたかを測るために、州の教育省が毎年実施する試験です。
連邦法にもとづいて3〜8年生が毎年受ける
ニューヨーク州教育局によると、3〜8年生の英語(ELA)・算数・理科のテストは連邦法で求められている試験です。
根拠となる連邦法は、Every Student Succeeds Act(ESSA)です。
出典:New York State Education Department|Parents' Frequently Asked Questions About the Grades 3–8 Tests
成績表(Report Card)とは別の評価
同じ資料によると、成績表は宿題・出席・小テストなどを積み上げた評価のため、州テストの結果と一致しないことがあります。
成績表の読み方については「アメリカの成績表の見方|GPA・評価記号の意味と日本との違いを解説」で詳しく解説しています。
お子さんの学年でどの教科を受けるのか分からない場合は、学校からの案内を初回無料レッスンで講師と一緒に確認できます。
NY・CA・TXの州統一テストを比較

2026–27学年度(2027年春)の3州の公式情報を表にまとめました。
項目 | ニューヨーク州 | カリフォルニア州 | テキサス州 |
試験名 | Grades 3–8 Tests | CAASPP(Smarter Balanced・CAST) | STAAR |
英語・算数 | 3〜8年生 | 3〜8年生と11年生 | 3〜8年生 |
理科 | 5・8年生 | 5・8年生と高校で1回 | 5・8年生 |
その他 | — | — | 8年生の社会、高校の科目別試験(End-of-Course) |
2027年春の実施時期 | 4月5日〜5月14日の中で学校が選ぶ | 多くの学校は3月中旬〜5月中旬(例年) | 4月5日〜4月30日(英語4/5〜16、理科・社会4/12〜23、算数4/19〜30) |
結果の段階 | Level 1〜4 | Level 1〜4 | Did Not Meet〜Mastersの4段階 |
英語力テスト | WIDA ACCESS(2026年春まではNYSESLAT) | Summative ELPAC | TELPAS |
「—」の欄は、州の公式資料に該当する試験が載っていない項目です。
ほかの州でも、3〜8年生の英語・算数は毎年、理科は3〜5年生・6〜9年生・10〜12年生の各段階で1回以上実施されます。
試験名は州ごとに違い、たとえばニュージャージー州はNJSLAです。
お住まいの州の情報は、州教育省のサイトで「state assessment」と検索すると見つかります。
ニューヨーク州は時間制限なしのコンピューター受験
ニューヨーク州では英語と算数をそれぞれ連続する2日間で、理科を1日で受け、いずれも時間制限はありません。
出典:New York State Education Department|Parents' Frequently Asked Questions About the Grades 3–8 Tests
カリフォルニア州は解答に応じて難易度が変わる
カリフォルニア州の英語・算数は、正解すると難しい問題、不正解だと易しい問題が出るコンピューター適応型です。
資料を読んで考えを書く「パフォーマンスタスク」も含まれます。
テキサス州は2027–28学年度から新しい試験へ
テキサス州では高校のEnglish I・Algebra I・Biology・U.S. Historyの科目別試験が卒業要件のひとつです。
2027年8月31日までに卒業する生徒は、English IIも必要です。
高校の科目別試験は秋にも実施され、2026年は11月30日〜12月11日です。
また2025年9月にはHouse Bill 8が成立しました。
これにより2027–28学年度から、3〜8年生のSTAARは学年の初め・中間・終わりの3回受ける新しい試験に置き換わります。
お子さんの州の形式に合わせて練習したい方は、講師紹介ページで先生を選んでLINEでご相談ください。
家庭でできる州統一テスト対策

州テストは州の学習基準から出題されるので、家庭での準備は公開問題で形式に慣れることが中心になります。
公式の公開問題と練習テストを使う
ニューヨーク州の過去の出題(Released Test Questions)は2026年分まで公開されていて、採点資料もついています。
カリフォルニア州には、本番の形式を体験できる練習テストと、画面操作に慣れるためのトレーニングテストがあります。
テキサス州の過去の出題セットもオンラインで見られ、解答と各問題の解説がついています。
英語の問題文を「何を聞かれているか」で読む
「Explain」は理由の説明を、「Use details from the text」は本文からの根拠を求めています。
こうした指示の言葉を先に確認しておくと、解答の方向がぶれにくくなります。
算数の文章題については「文章問題でつまずかないために知っておきたいアメリカ算数の特徴」で詳しく解説しています。
記述問題は答え・理由・根拠をそろえる
公開問題の記述問題を解いたら、「答え」「理由」「本文のどこに書いてあったか」の3点がそろっているかを親子で確認します。
読む力の伸ばし方は「アメリカ在住の子どもに必要なのは英語力より読解力?日本人家庭が見落としがちな本当の課題」で紹介しています。
本について理由と根拠を書く練習には、「アメリカの小学校のブックレポートの書き方|学年別の型と、英語が苦手な子への親のサポート」で紹介している型が使えます。
担任に聞いておくこと
どの教科を何日に受けるか、学校でどんな練習をしているか、英語学習者として受けられる配慮は何かを、春の前に担任に確認しておきます。
直前と当日の過ごし方
詰め込むより、公開問題で形式に慣れたら、前日は早めに寝て朝食をとるなど、いつも通りに過ごすことを優先します。
公開問題を使った練習や英語の問題文の読み方は、レッスンで講師が日本語で一緒に確認します。
州統一テストの結果(スコアレポート)の見方

3州とも結果は4段階で示され、上から2番目の段階が学年の基準に達した目安です。
ニューヨーク州・カリフォルニア州はLevel 3が基準到達
ニューヨーク州のLevel 3、カリフォルニア州のLevel 3(Proficient)は、どちらも学年の基準に到達したことを示します。
ニューヨーク州のサンプルレポートによると、3〜8年生の英語・算数の結果は正式な成績証明書(Transcript)には記載されません。
テキサス州はMeets Grade Levelが次の学年への準備完了
テキサス州では、Meets Grade Levelが次の学年に進む準備ができた状態とされています。
Approaches Grade Levelは、翌年に追加の支援が必要になる可能性がある状態です。
スコアレポートをレッスンで見せていただければ、講師が弱い分野を確認し、日本語で復習する計画を一緒に立てます。
英語学習者(ELL/EL)向けの配慮と英語力テスト

渡米して間もないお子さんは、州テストとは別に英語力を測るテストも受けます。
ニューヨーク州では英語テストの免除がある
ニューヨーク州では、4月1日時点で米国の学校に初めて通い始めて1年未満のELLは英語テストを免除できますが、算数と理科に免除はありません。
対訳用語集の使用などの配慮はありますが、算数・理科の翻訳版が用意された言語に日本語は含まれていません。
出典:New York State Education Department|Parents' Frequently Asked Questions About the Grades 3–8 Tests
英語力テストはNYSESLAT・ELPAC・TELPAS
ニューヨーク州の英語力テストは2026年春のNYSESLATが最後で、2027年はWIDA ACCESSが2月1日〜4月9日に実施されます。
カリフォルニア州のSummative ELPACは、英語学習者が英語力十分と再判定されるまで毎年受ける試験で、保護者の判断で受けないことはできません。
テキサス州のTELPASは幼稚園から12年生の英語学習者が対象で、2027年は2月15日〜3月26日に実施されます。
ESLと教科学習の両立については「ESLではアメリカ現地校の学習に不足あり?補うための方法を紹介」も参考にしてください。
英語と教科の両方でお困りの場合は、学年とつまずいている教科をLINEで先生にお伝えください。
アメリカの州統一テストに関するよくある質問

保護者の方からよく寄せられる疑問をまとめました。
結果が悪いと進級できないのですか?
ニューヨーク州では、州テストの結果だけ、または主にその結果で進級や学級編成を決めることは、州法と規則で禁じられています。
一方でフロリダ州のように、3年生の英語(ELA)の州テストで最も低い段階だった場合に、原則として進級させないと定めている州もあります。
英語学習者の扱いも、州によって違います。
州ごとの例は「アメリカの成績表の見方|GPA・評価記号の意味と日本との違いを解説」で紹介しています。
市販の問題集は必要ですか?
必須ではありません。
3州とも公式サイトで公開問題や練習テストを無料で公開しているので、まずはそれを使って形式に慣れます。
相談だけでも受けられますか?
はい、初回レッスンは無料なので、お子さんの状況を相談するだけでも構いません。
料金は料金ページでご確認いただけます。
まとめ|州統一テストは形式を知れば家庭で準備できる

州統一テストは州ごとに対象学年・教科・形式が異なりますが、3州とも公式サイトで試験の内容と公開問題を確認できます。
家庭では公開問題で形式に慣れ、英語の問題文から「何を聞かれているか」を読み取る練習を積み重ねることが対策の中心です。
アメリカ宿題サポートでは、アメリカの教育を知る日本人講師が、現地校の宿題を日本語でマンツーマン指導しています。
講師紹介ページで先生を選び、LINEで学年やつまずいている教科を伝えてから予約してください。
予約のチェックアウト時にクーポンコード「FirstTime」を入力すると、初回が無料になります。
スコアレポートの見方を確認したいだけでも構いません。




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