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ニューヨークのトップ公立高校ランキング

ニューヨークの特別公立高校とは?


ニューヨークには、優秀な生徒が集まる無料の特別公立高校がいくつもあります。


これらの学校は入学が非常に難しく、合格率が10%以下の学校もあります。


多くの学校では、Specialized High Schools Admission Test (SHSAT) という試験のスコアのみで合否が決まります。


SHSATは、ニューヨーク市の8年生(中学2年生)と9年生(中学3年生)を対象に秋に実施され、スコアに基づいて各校の定員に割り当てられます。


これらの学校はSTEM(科学・技術・工学・数学) に強いところが多いですが、リベラルアーツやクリエイティブアーツに力を入れている学校もあります。


毎年約25,000人の8年生がSHSATを受験し、そのうち約5,000人(20%)が合格します。


一部の学校では、SHSAT以外にも面接や抽選を取り入れることもあります。





特別公立高校のメリット・デメリット


メリット

  • 高度な学習プログラムや専門的なコースが受けられる

  • 意欲の高い生徒が集まり、学習環境が良い

  • トップ大学への進学率が高い

  • 授業料が無料


デメリット

  • 入試が1回の試験(SHSAT)のみで、公平性が議論されている

  • 人種構成に偏りがあり、特にアジア系の生徒が多い

  • 学校によっては課外活動やスポーツチームの予算が少ない

  • 通学時間が長くなる場合がある

  • 競争が激しく、ストレスを感じる生徒も多い


ニューヨークのトップ特別公立高校ランキング


1位: Queens High School for the Sciences at York College(クイーンズ高校)


所在地:Jamaica, NY


特徴:

  • ニューヨーク市でトップクラスの成績

  • SAT平均1440、ACT平均31

  • 学生数は500人と少人数

  • 科学研究に特化し、York Collegeの教授と共同研究が可能

  • 85%がアジア系、65%が低所得家庭出身

  • 課外活動やスポーツが少なめ


2位: Stuyvesant High School(スタイヴェサント高校)


所在地:マンハッタン


特徴:

  • 約3,500人が在籍する大規模校

  • SAT平均1500、ACT平均33

  • 毎年約850人が合格(合格率3%)

  • 競争が激しく、学業負担が大きい

  • 多くのAPコースがあるが、成績上位の生徒しか受講できない

  • 体育館やオリンピックサイズのプールなど設備が充実


3位: High School for Math, Science, and Engineering at CCNY(HSMSE)


所在地:ハーレム


特徴:

  • 学生数約550人の小規模校

  • SAT平均1430、ACT平均32

  • 人種構成が多様(白人30%、アジア系30%、ヒスパニック15%、黒人10%)

  • 医療研究コースはMount Sinai病院と提携

  • 90分授業を採用し、宿題負担を軽減



4位: Bronx High School of Science(ブロンクス高校)


所在地:ブロンクス


特徴:

  • 約3,000人が在籍する大規模校

  • SAT平均1460、ACT平均33

  • 科学コンテストで多くの受賞者を輩出

  • 多様なAP・ポストAPコース(遺伝学、多変数微積分、有機化学など)

  • 課外活動やクラブが充実


5位: Staten Island Technical High School(スタテンアイランド高校)


所在地:スタテンアイランド


特徴:

  • 学生数1,400人

  • SAT平均1440、ACT平均33

  • STEMと芸術を重視

  • ロシア語が唯一の外国語科目で、全員必修

  • メンタルヘルスを重視し、セラピー犬「シェルドン」が在籍

  • 50%の生徒が有給インターンシップに参加


6位: The Brooklyn Latin School(ブルックリン・ラテン高校)


所在地:ブルックリン


特徴:

  • ニューヨーク唯一のIB(国際バカロレア)カリキュラム採用校

  • 人文学系に特化し、STEM志向の他校と異なる

  • 学生数850人の少人数制

  • 制服制度があり、ラテン語が必修

  • 人種構成:アジア系48%、白人20%、黒人13%、ヒスパニック10%

  • クラブ活動やスポーツは他校と共同開催


まとめ


ニューヨーク市の特別公立高校は、学業に優れた生徒にとって素晴らしい機会を提供します。


特に、STEM分野に特化した学校が多く、トップ大学への進学率も高いです。


しかし、SHSATという1回の試験結果で合否が決まる点については公平性の問題が指摘されており、多様性の確保などが今後の課題となっています。


高校を選ぶ際には、学業の厳しさ、課外活動の充実度、学校の雰囲気、通学時間などを総合的に考えることが大切です。


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記事作成者 (Manami Palmini)


まなみ

講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い



 
 
 

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