アメリカ中学生が苦手なエッセイを克服するための5つのヒント
- Manami Fujita
- 5 時間前
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~書くことがもっと楽しくなる!英語エッセイの基本と練習法~
エッセイは、アメリカの中学校でよく出される課題のひとつです。
特にELA(English Language Arts)の授業では、「自分の意見を整理し、相手に伝える力」を養うために、頻繁にエッセイを書く練習が行われます。
でも実際のところ、「何を書いたらいいか分からない」「うまく構成できない」「英語で文章を作るのが大変」と感じる中学生も少なくありません。
特に英語が母語でない子どもたちにとっては、エッセイを書くことが大きなハードルに感じられることも。
そこで今回は、アメリカ中学生がエッセイに苦手意識を持たずに取り組めるようになる5つのヒントをご紹介します。

「型」を知ると、エッセイは書きやすくなる
英語のエッセイには基本の「型」があります。
代表的なのが 5パラグラフ構成(Five Paragraph Essay) です。
【1】導入(Introduction):テーマの紹介と意見(Thesis Statement)
【2~4】本文(Body Paragraphs):それぞれ1つの理由・例を説明
【5】結論(Conclusion):内容のまとめと再主張
このような構成を覚えておくと、何を書いたらいいか迷わず、自然と論理的な文章になります。
テーマ選びに迷ったら「身近なこと」から始めよう
エッセイのテーマが自由なときほど、何を書いたらいいか分からなくなるものです。
そんなときは、「自分の生活」「家族」「好きなこと」「最近の出来事」など、身近で関心があることをテーマに選んでみましょう。
たとえば:
学校で一番好きな教科とその理由
私が尊敬する人
スマホの使い方について思うこと
ペットを飼うことのメリット・デメリット
身近な話題なら、言葉もアイデアも出やすくなります。
書く前に「話す」ことで、考えを整理する
いきなり文章にしようとせず、まずは自分の考えを口に出してみることをおすすめします。
たとえば、親や先生、友達に向かって、「私は○○についてこう思うんだ」と話してみる。
自分の考えを言葉にすることで、自然とエッセイに使えるアイデアが整理されていきます。
英語が不安な場合は、最初は日本語で話してから英語に変換するというステップを踏むのも効果的です。
難しい単語よりも「分かりやすい表現」を大切に
英語のエッセイを書くとき、難しい単語や表現を使いたくなるかもしれません。
でも、実は大切なのは「読み手に伝わる文章」を書くこと。
たとえば、「utilize」よりも「use」、「subsequently」よりも「then」のほうが、シンプルで分かりやすいこともあります。
英語力は「難しさ」ではなく「伝える力」です。中学生らしい素直な英語でOK。

書いたら「音読」と「読み返し」でレベルアップ
書いたエッセイは必ず音読してチェックしましょう。
声に出して読むと、「言い回しが不自然」「同じ言葉が繰り返されている」など、自分では気づかなかった部分が見えてきます。
また、「読み返してみて意味が通じるか?」という視点を持つことも大切です。
可能であれば、家族や先生に読んでもらい、フィードバックをもらいましょう。
最後に:エッセイは「正解」を書くものではない
アメリカの中学校で重視されるのは、「正解」よりも「自分の意見をどう伝えるか」です。
だからこそ、完璧な英語でなくても大丈夫。
まずは「自分の声で書くこと」を大切にして、少しずつステップアップしていきましょう。
エッセイは慣れれば楽しい学びになります。
焦らず、一歩ずつ取り組んでいきましょう。
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記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
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