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海外で日本の教科書をもらう方法|無償配布の申請手順と帰国後を見据えた使い方

6 日前
読了時間: 34分

海外赴任が決まり、お子さんの日本の勉強をどう続けるか考え始めた保護者は多いものです。


現地校の準備に追われるうちに、日本の教科書の用意が後回しになることも珍しくありません。


結論からいえば、条件を満たせば、日本の教科書は海外でも無償で受け取れます。


ただし、受け取る窓口と時期は「出国前」と「渡航後」でまったく別です。


この違いを知らないまま出国すると、入手に時間や送料がかかる場合があります。


文部科学省によると、令和5年度には約13万7千人の児童生徒に教科書が給与されました。


特別な制度ではなく、多くの海外在住家庭が利用している制度です。


入手ルートは、出国前(JOES)・渡航後(在外公館)・在籍校・有償購入の4つです。


本記事では、自分のご家庭がどのルートに当たるかを判定し、申請の手順から届いた教科書の使い方までを順に解説します。


指導サービスの比較は扱いません。


想定している読者は、米国駐在に帯同予定または帯同中で、小・中学生のお子さんがいるご家庭です。


なお、本記事では表記を「無償配布」にそろえますが、文部科学省は「無償給与」、海外子女教育振興財団は「無償配付」と表記しています。



【この記事でわかること】





条件を満たせば海外でも日本の教科書は無償で受け取れる

条件を満たせば海外でも日本の教科書は無償で受け取れる

条件を満たすお子さんであれば、日本の教科書は海外にいても無償で受け取れます。


まず制度そのものを押さえておかないと、どの窓口に申請すればよいか判断できません。


この章では、制度の規模、対象となる条件、配布される教科書の内容の3点を順に見ていきます。


昭和42年度から続く在外子女への教科書無償配布


日本の教科書の無償給与制度は、昭和42年度から続いています。


海外に在留する義務教育段階の児童生徒が対象で、令和5年度には約13万7千人が教科書を受け取りました。


制度の流れは次のとおりです。まず在外公館が対象となる人数を報告し、文部科学省が教科書の発行者から購入します。


購入した教科書は各在外公館へ送られ、そこから子女へ配布されます。


年度の途中で出国するお子さんについては、昭和47年度から公益財団法人海外子女教育振興財団(JOES)が配布業務を担っています。


これから出国するご家庭が最初に関わる窓口は、このJOESになります。


なお、病弱などの理由で就学を猶予・免除された児童生徒も、昭和44年度から対象に含まれています。令和7年度には723人が受け取りました。


先ほどの約13万7千人は令和5年度の数字であり、基準となる年度が異なる点に注意してください。


表1:日本の教科書 無償配布制度の基本


項目

内容

制度の開始

昭和42年度(不就学の児童生徒は昭和44年度、年度途中の出国者は昭和47年度)

対象

海外に在留する義務教育学齢期の日本人子女

費用

教科書そのものは無償。送料と梱包手数料は自己負担

給与実績

令和5年度 約13万7千人(就学猶予・免除の児童生徒は令和7年度 723人)

所管

文部科学省。配布は在外公館および海外子女教育振興財団(JOES)




無償配布の対象になる3つの条件


ここで示す3つの条件は、出国前にJOESから受け取る場合のものです。


日本国籍を持っていること、海外滞在予定年数が1年以上であること、日本の義務教育期間中(小・中学生)であることの3つになります。


このうち、永住予定のお子さんは対象外とされています。


一方で、入学直前の12月中旬から翌年4月までに出国予定で、翌年度に小学1年生になる年長児は対象に含まれます。


無償配布の対象は義務教育段階の小・中学生であるため、高校生は対象になりません。高校の教科書が必要な場合の入手先は、後の章で扱います。


渡航後に在外公館から受け取る場合は、条件の立て方が異なります。


在留届を提出していることと、将来日本へ帰国して教育を受ける意思があることが加わるためです。3つの条件だけではない点に注意してください。


詳しくは在外公館の章で説明します。


表2:出国前にJOESから受け取る場合の対象になる人・ならない人


区分

該当する例

判定

対象

日本国籍があり、1年以上の海外滞在予定で、小学1年生から中学3年生に該当する

受け取れる

対象

12月中旬から4月に出国予定で、翌年度に小学1年生になる年長

受け取れる

対象外

永住予定である

受け取れない

対象外

高校生に該当する

受け取れない(有償購入は可能)

対象外

実際の学年と異なる学年の教科書を希望する

受け取れない(有償購入は可能)

要確認

永住権を持つが将来日本へ帰国する意思がある

管轄の在外公館へ確認する




配布される教科書は全世界共通だが、日本で使っていたものとは限らない


海外で配布される日本の教科書は全世界共通で、赴任先の国や地域によって内容が変わることはありません。


日本人学校や補習授業校でも、海外向けに配布される教科書が使用されています。


一方で、出国前に日本で使っていた教科書や、帰国後に転入先で使う教科書とは、出版社が異なる場合があります。


教科書は検定を通った複数の出版社のものが、地域ごとに採択されているためです。


この「出版社が違う」という性質は、後の章で扱う配布範囲の考え方につながります。届く教科書の教科が一部だけになる理由も、ここにあります。


学年ごとの配布教科と出版社の一覧は、JOESが公開しています。在サンフランシスコ日本国総領事館によると、新年度版の掲載は例年11月頃です。



日本の教科書を入手するルートは4つある

日本の教科書を入手するルートは4つある

日本の教科書を入手するルートは4つあります。自分のご家庭がどれに当たるかを最初に確認することが、スムーズに受け取るためのポイントです。


ルートを取り違えると、受け取れるはずの時期を逃し、送料と時間がかかることになります。


この章では4つのルートの全体像を示し、次の章から順に手順を追っていきます。


出国前は海外子女教育振興財団(JOES)が窓口になる


これから日本を出国するご家庭は、出国前にJOESで受け取るのが原則です。現地に到着した当初に使う教科書は、赴任先には用意されていません。


一時帰国中に直接申請することはできません。JOESの配布は、申請時点で日本の学校に通っているお子さんが対象になるためです。


手順の詳細は次の章で説明します。ここでは、出国前の窓口がJOESであることを押さえておいてください。



渡航後は管轄の在外公館が窓口になる


出国した後は、住んでいる地域を管轄する日本大使館または総領事館が申請先になります。渡航後の教科書はJOESでは申請できません。


申請時期や手続きの方法、送料は在外公館によって異なるものです。


ここではルートの概要を説明し、具体的な手順は「渡航後に在外公館で教科書を受け取る手順」の章で扱います。


海外から別の国へ転居する場合も、新しい滞在先の在外公館が窓口になります。


旧滞在地で受け取れなかった分は、転居先で手続きを行うことになるでしょう。



日本人学校・補習授業校に在籍している場合は学校が窓口になる


すでに日本人学校や補習授業校に在籍している場合、教科書は学校を通じて配布されます。この場合、在外公館の配布対象からは外れることになります。


在ニューヨーク日本国総領事館は、配布対象を「日本人学校や日本語補習校等の在外教育施設に在籍していない子女」と定めています。


在籍している場合は、各学校に問い合わせるよう案内しているのです。


ただし、在外公館の配布対象の定めは公館ごとに異なります。在籍している場合の受け取り方は、在籍する学校の案内で確認してください。


なお、これから渡航するお子さんの分は、現地の学校にも用意がありません。出国前にJOESで受け取っておく必要があります。



対象外・学年違いは有償で購入する


無償配布の対象にならない場合や、実際の学年と異なる学年の教科書が必要な場合は、日本国内の教科書供給会社から購入できます。


無償配布は義務教育段階が対象のため、高校生の教科書もこのルートになるでしょう。


購入には費用と時間がかかるものです。無償配布で受け取れるものは受け取っておくほうが、負担は小さくなります。


具体的な購入先と注意点は、「届いた教科書だけでは1学年分がそろわないことがある」の章で扱います。


表3:4つの入手ルートの比較


ルート

対象になるご家庭

申請先

申請の時期

費用の目安

出国前

これから日本を出国する

海外子女教育振興財団(JOES)

出国の2か月前から

送料・梱包手数料 1家族2,000円(窓口受取は不要・2026年9月確認時点)

渡航後

すでに海外に住んでいる

管轄の在外公館

在外公館ごとに異なる(年1〜2回)

在外公館ごとに異なる(送料は自己負担)

在外教育施設

日本人学校・補習授業校に在籍している

在籍する学校

学校ごとに異なる

学校へ確認する

有償購入

対象外・学年違い・紛失や破損

全国教科書供給協会の各供給会社

随時

教科書代と送料(実費)



出国前にJOESで教科書を受け取る手順

出国前にJOESで教科書を受け取る手順

これから出国するご家庭が最初に踏むべき手順を、申請できる時期から受け取りまで順に追っていきます。


出国日が決まってから動き出すため、準備できる期間は限られています。


この章では、時期と範囲、必要書類、申請から受け取りまでの流れ、費用の4点を扱います。


申請できるのは出国の2か月前から


申請は、お子さんの出国予定日の2か月前から可能です。JOESは、4月1日に出国する場合は2月1日から申請できると例示しています。


出国日が確定してから申請してください。受け取った後に出国が延期・中止になると、教科書の返送が必要になるためです。


海外子女教育振興財団のよくあるご質問によると、1月から3月と5月から7月は申請が集中し、手続きに通常より時間がかかります。


この時期に出国する場合は、早めに申請すると安心でしょう。


教科書の準備は、渡航前の準備全体の一部として位置づけると進めやすくなります。




配布されるのは、いま使っている教科書と出版社が異なる教科だけ


JOESから配布されるのは、現在持っている教科書と出版社が異なる教科のみです。同じ出版社の教科は、日本で使っていたものをそのまま持参します。


つまり、届いた教科書だけでは1学年分がそろわないことがあります。手元の教科書と合わせて、初めて1学年分になる仕組みです。


配布されるのは、原則として当年度(現学年)分だけになります。数年先までまとめて受け取ることはできません。


ただし、新年度の教科書が入荷する1月頃から4月の春休み中に出国する場合は、当年度分と新年度分の両方を受け取れます。


出国する時期によって、上巻・下巻・通年用・新年度用のどの教科書が配布対象になるかが変わります。具体的には表4のとおりです。


表4:出国時期別に受け取れる教科書(小学生・中学生)


出国時期

小学生

中学生

4月初旬(始業後)〜6月下旬頃

上巻・通年

通年

下巻入荷後〜9月末日

上巻・通年・下巻

通年

10月1日〜12月中旬頃

通年・下巻

通年

新年度入荷後〜2月末日

通年・下巻・新年度

通年・新年度

3月〜4月初旬(新学年開始前)

新年度

新年度




必要な書類は3点


申請に必要な書類は3点です。


まず、「転学児童・生徒教科用図書給与証明書」(以下、教科書給与証明書)の原本を在籍校(現在通っている日本の学校)に発行してもらいます。


国内の転校時にも使う一般的な書類で、コピーは受け付けてもらえません。


証明書には、現在使用中のすべての教科書に加えて、前年度から引き継いで使っている教科書も記載してもらう必要があります。


JOESは、この記載が漏れていたり申請書類に記入漏れがあったりすると、発送の手配が遅れると注意喚起しています。


実際につまずきやすいのは、この記載漏れです。


残りの2点は「給与申請書」と「申請書類 確認票」で、いずれもJOESマイポータルからダウンロードします。


給与申請書はお子さんの人数分、確認票は1家族1枚を用意します。


日本国内のインターナショナルスクールに在籍している場合、教科書給与証明書は発行されません。お住まいの管轄の教育委員会に問い合わせてください。


一方、日本の学校に通わずに出国する新小学1年生(12月中旬〜4月出国)と新中学1年生(3月〜4月出国)は、証明書の提出が不要になります。



申請から受け取りまでの流れと費用


受け取り方法は、宅配とJOES窓口(東京)の2つから選びます。用意する書類はどちらも同じです。


宅配の場合、送料と梱包手数料は1家族一律2,000円(税込・2026年9月確認時点)で、お子さんが複数名でも変わりません。


窓口で受け取る場合、支払いは不要です。


支払いはクレジットカード(日本国内発行のVISAまたはMastercard)か、指定口座への振り込みです。


書類はデータでの受付ができないため、郵送で送ります。追跡できる方法で送るよう案内されています。


教科書は出国日の早い順に発送されます。


海外子女教育振興財団のよくあるご質問では、出国予定日の1か月前までに到着するよう発送していると案内されています。


窓口で受け取る場合、事前予約の要否は公式ページの案内が変わることがあります。


利用前に海外子女教育振興財団のよくあるご質問で確認しておくと安心です。


表5:出国前の申請手順


手順

やること

目安の時期

1

出国日を確定し、JOESの3つの条件に当てはまるか確認する

出国の2か月前

2

在籍校に「教科書給与証明書」の発行を依頼する

出国の2か月前

3

JOESマイポータルで申請書類をダウンロードして印刷する

出国の2か月前

4

送料・梱包手数料を支払う(宅配の場合のみ)

申請書類のダウンロード後

5

書類3点をJOESへ郵送する(窓口の場合は当日持参)

支払い後すみやかに

6

教科書を受け取り、明細書と内容が一致しているか確認する

出国の1か月前をめど




出国前の申請でつまずきやすい4つの点

出国前の申請でつまずきやすい4つの点

手順どおりに進めても、注意したい点があります。あらかじめ知っておくと、スムーズに手続きを進めやすくなるでしょう。


いずれも公式に案内されているものの、見落とされやすい項目です。


この章では、時期のずれ、書類が用意できないケース、輸送、渡航中止の4点を扱います。


2学期に登校してから出国する場合は書類が変わる


夏休みが明けて2学期に通学すると、学校から下巻の教科書が配布されます。その結果、JOESから受け取る教科書の内容も変わるのです。


この場合は、下巻まで記載された教科書給与証明書を改めて発行してもらってから申請します。


夏休み中に受け取ろうとしても、証明書の内容が変わるため手続きが進みません。


2学期に通学せずに出国する場合は、それ以前に発行された証明書で手続きを進められます。8月中旬頃までに発行された証明書を用意しておきましょう。


4月初旬に出国する場合も同様です。新学期に登校して新学年の教科書を受け取ったなら、新学年の証明書が必要になります。



特別支援教育の教科書は取り寄せになる


視覚障害者用・聴覚障害者用・知的障害者用の教科書と拡大教科書は、JOESに在庫がありません。


出版社からの取り寄せになり、到着まで日数がかかります。


知的障害者用は星本が配布されます。申請時に、お子さんに適した星の数を在籍校の先生に確認しておいてください。


小学校は1〜3、中学校は4〜5が目安とされています。


拡大教科書は、日本国内の学校で拡大教科書の配布を受けて使用しているお子さんが対象です。


現在使用中のポイント数を記した書類を、学校に作成してもらう必要があります。


該当するご家庭は、出国の2か月前より前の段階でJOESに相談しておくほうが安全です。取り寄せの日数を見込んでおかないと、出国に間に合わないおそれがあります。



教科書は船便ではなく手荷物で運ぶ


JOESは、教科書を手荷物として持参するよう勧めています。


船便に入れて輸送中に破損・紛失した例や、2か月経っても届かない例が報告されているためです。


紛失や破損があっても、教科書は再配布されません。現地にも余分や控えはないため、紛失すると有償で購入する必要があります。


受け取った時点で、同梱の明細書と内容が一致しているかを出国前に確認しておきましょう。出国後は、内容に関する問い合わせに対応してもらえません。


教科書は冊数がまとまるため、窓口で受け取る場合は丈夫な袋やキャリーケースを持参すると運びやすくなります。



渡航が延期・中止になったら返送する


赴任が中止または延期になった場合は、受け取った教科書を返送します。速やかにJOESへ連絡してください。


出国時期が変わると渡す教科書の内容も変わるため、延期の場合でも連絡が必要です。


連絡なしに時期がずれると、手元の教科書が実際の出国時期に合わなくなることがあります。


すでに記名した、使用した、破損したといった状態では正常に返本できず、購入することになります。


受け取った教科書は、出国が確実になるまで新品のまま保管しておいてください。


取扱いが終了した年度の教科書も返本できず、こちらは購入扱いになるでしょう。


表6:出国前につまずきやすい点と対処


つまずきやすい点

起きること

対処

2学期に登校してから出国する

下巻が学校から配布され、申請内容が変わる

下巻まで記載された証明書を再発行してもらう

国内インターに在籍している

教科書給与証明書が発行されない

管轄の教育委員会に問い合わせる

特別支援教育の教科書が必要

JOESに在庫がなく取り寄せになる

通常より早い段階でJOESへ相談する

船便に入れて送る

破損・紛失しても再配布されない

手荷物で持参する

渡航が延期・中止になった

教科書の返送が必要になる

未使用のまま保管し、すぐにJOESへ連絡する






渡航後に在外公館で教科書を受け取る手順

渡航後に在外公館で教科書を受け取る手順

渡航後の教科書は、管轄の在外公館が窓口になります。


同じ制度でも、申請方法・締切・送料・受け取り方は在外公館ごとに違うため、一般論では動けません。


この章では、最初にすること、申請の時期と回数、在外公館ごとの違い、間に合わなかったときの対処の4点を扱います。


最初にすることは在留届の提出


在外公館の配布対象になる条件には、在留届を提出していることが含まれます。


管轄地域に住んでいること、日本国籍があること、義務教育学齢期であることに加えて、将来日本へ帰国して教育を受ける意思があることも条件に挙げられています。


在アメリカ合衆国日本国大使館は、配布と申請の開始日を毎年4月と9月に案内しています。


案内は公館のページと領事メールで行われ、領事メールは在留届に登録したメールアドレスに届く仕組みです。


つまり、在留届を出していないと、申請開始の案内自体が届きません。在留届の提出が、渡航後に教科書を受け取るための出発点になります。


在ニューヨーク日本国総領事館では、配送先が在留届に登録された現住所または緊急連絡先住所になります。


転居した場合は、事前に登録情報を更新しておいてください。


同館は、在留届の未登録・未変更や、小切手の記入間違いがある申請が多く散見されると注意喚起しています。実際につまずきやすいのは、この2点です。



申請の回数と時期は学年で変わる


配布の回数は学年で異なります。小学1年生から5年生は前期用と後期用の年2回、小学6年生と中学1年生から3年生は前期用のみの年1回です。


小6と中学生は、通年用の教科書を1年間使うことになります。


申請時期は、配布時期より数か月前に設定されています。


在アメリカ合衆国日本国大使館の場合、前期用の申請が前年9月頃で配布は4月頃、下巻の申請が4月頃で配布は10月頃です。


申請と配布の間が半年ほど空くため、渡航直後に「次の教科書はいつ来るのか」を確認しておかないと、1回分の申請機会を逃す可能性があります。


申請できる教科書は、お子さん1人につき該当学年の1セットのみです。該当学年はお子さんの生年月日で決まります。


各在外公館は学年の早見表を公開しているため、申請前に自分のお子さんがどの学年に当たるかを確認しておきましょう。


表7:学年別の配布回数(在アメリカ合衆国日本国大使館・在ニューヨーク日本国総領事館の例)


学年

配布回数

内容

小学1年生〜小学5年生

年2回

前期用(上巻)と後期用(下巻)

小学6年生

年1回

前期用のみ。通年用を1年間使う

中学1年生〜中学3年生

年1回

前期用のみ。通年用を1年間使う




申請方法も送料も在外公館ごとに違う


米国の4つの在外公館の公式ページを比較すると、申請方法・締切・送料・受け取り方法がいずれも異なります。表8はその違いをまとめたものです。


窓口で受け取れる在外公館と、受け取れない在外公館があります。


在ニューヨーク日本国総領事館と在ロサンゼルス日本国総領事館は委託業者からの配送のみで、窓口での受け渡しを行っていません。


支払い方法にも違いがあり、パーソナルチェックを受け付けていない在外公館があります。


申請期限も在外公館ごとに異なり、同じ時期に申請を受け付けていても締切が1か月以上ずれることがあります。


引っ越し直後に管轄が変わると、締切も変わる点に注意してください。


表8:在外公館ごとの運用の違い(2026年9月確認時点)


項目

在アメリカ合衆国大使館

在ニューヨーク総領事館

在ロサンゼルス総領事館

在サンフランシスコ総領事館

管轄

ワシントンDC・メリーランド州・バージニア州

ニューヨーク州ほか近隣州とプエルトリコ準州など

南カリフォルニアとアリゾナ州

カリフォルニア州中北部とネバダ州

申請方法

Eメール

郵送

郵送

郵送

直近の申請期限の例

2027年度前期用:2026年9月30日

2026年度後期用:2026年9月30日必着

2026年度後期用:2026年6月26日必着(受付終了)

2027年度前期用:2026年10月2日必着

送料

前期40ドル前後・後期30ドル前後(目安)

小学1〜5年生 35.30ドル

お子さん1人あたり28ドル

公式ページ本文に記載なし(申込案内の書類で確認)

支払い方法

マネーオーダー(パーソナルチェック不可)

小切手またはマネーオーダー

マネーオーダーまたはキャッシャーズチェック

公式ページ本文に記載なし(申込案内の書類で確認)

受け取り方法

領事窓口または宅配

委託業者から配送(窓口受取不可)

委託業者から発送(窓口受取不可)

宅配で管轄内の希望場所へ



表の申請期限は2026年9月時点で各公館が案内していた直近の例であり、次回の締切は必ず管轄の在外公館の公式ページで確認してください。


送料や受け取り方法も変わることがあります。管轄地域は州や郡の単位で決まっています。


米国以外の国でも制度は同じで、窓口は管轄の日本大使館・総領事館です。公館は外務省の在外公館リストから探せます。


自分の居住地がどの公館の管轄かは、外務省の領事官の管轄区域で確認できるでしょう。



申請を逃した・注文しそびれたときは「教科書追加送付申請」を使う


出国前に受け取り忘れた場合や、現地での申請時期に間に合わなかった場合には、救済手段があります。在外公館を通じた「教科書追加送付申請」です。


受け取り方法は、海外への送付と日本国内への送付から選べます。教科書は無償ですが、送付先までの送料と手数料は申請者の負担になります。


送料は重量と届け先によって変わり、申請後に見積もりがメールで案内される流れです。


日本からの手配になるため、到着まで時間がかかるでしょう。配布終了時期を過ぎると、希望に沿えない場合もあるものです。


通常の申請時期に申し込むほうが、負担は小さくなります。


なお、在ロサンゼルス日本国総領事館は配布数に限りがあると案内しており、申し込んでも用意できない場合があります。


在庫の状況は公館ごとに異なるため、早めの申請が確実です。



日本人学校・補習授業校に在籍している場合は学校が窓口になる

日本人学校・補習授業校に在籍している場合は学校が窓口になる

在外教育施設に通っている場合、窓口は在外公館ではなく学校になります。


在籍しているかどうかで申請先が変わるため、間違えると二重申請や申請漏れが起きかねません。


この章では、在籍中の場合と、これから通う場合の2つを分けて扱います。


在籍している場合は学校を通して申し込む


日本人学校や補習授業校に在籍しているお子さんの教科書は、学校を通じて配布されます。在外公館の無償配布の対象からは外れる扱いです。


在ロサンゼルス日本国総領事館は「補習授業校等に通うお子様は、学校から配布を受けてください」と案内しています。


在サンフランシスコ日本国総領事館も、補習授業校等に通う場合は各学校に問い合わせるよう案内しているものです。


これから在外教育施設に通う予定がある場合も、窓口が学校になるかどうかを渡航後すぐに学校へ確認しておいてください。


申請先は、在籍状況によって異なります。


補習授業校そのものの仕組みや費用については、アメリカの補習校とは?で解説しています。


これから通う予定でも、渡航前の分は現地にない


現地の日本人学校や補習授業校には、これから渡航してくるお子さんの教科書は用意されていません。


そのため、出国前は在籍予定にかかわらずJOESで受け取っておく必要があります。


転入先の日本人学校によっては、教科書給与証明書のコピーの提出を求められることがあります。


JOESに原本を出す前にコピーを取って、手元に残しておくと安心です。受け取った教科書の確認用としても使えます。


米国内の別の管轄地域へ転居する場合も、転居前に旧居住地の在外公館または学校から受け取っておきましょう。


間に合わない場合は、新住所の在外公館で追加送付申請を行うことになります。


表9:在籍状況別の申請先


状況

申請先

補足

これから渡航する(在籍予定の有無を問わない)

海外子女教育振興財団(JOES)

現地には渡航前の子どもの分の用意がない

渡航済みで、在外教育施設に在籍していない

管轄の在外公館

在留届の提出が前提になる

渡航済みで、日本人学校・補習授業校に在籍している

在籍する学校

在外公館の配布対象からは外れる

米国内で別の管轄地域へ転居する

転居前の在外公館または学校

間に合わない場合は新住所の公館で追加送付申請




届いた教科書だけでは1学年分がそろわないことがある

届いた教科書だけでは1学年分がそろわないことがある

教科書を受け取った後に気づきやすい落とし穴として、配布分だけでは足りない場面があります。


制度上そうなる理由があり、事前に知っていれば手当てができるものです。


この章では、手元の教科書との関係、複数年使う教科書、足りないときの入手先の3点を扱います。


手元の教科書と合わせて1学年分になる


配布の仕組みは前の章で説明したとおりです。受け取ったら、まず手元の教科書と照らし合わせます。


届いた教科書だけを見て「教科が足りない」と判断しないでください。手元の教科書と合わせて、初めて1学年分になります。


在ニューヨーク日本国総領事館も、この点を案内しています。


海外で配布される教科書は全世界共通である一方、出国前や帰国後に使う教科書とは異なる可能性があるため、手持ちの教科書と併せて授業に支障がないか確認するよう求めているのです。


受け取ったら、同梱の明細書と照らして、必要な教科書がそろっているかを確認しましょう。



複数年にわたって使う教科書は前年度分が必要


教科によっては、1冊を複数年にわたって使うものがあります。こうした教科書は、その学年の配布には含まれません。


在ニューヨーク日本国総領事館は具体例を挙げています。


小学4年生の配布には図画工作の教科書が含まれず、小学3年生で配布されたものを継続して使うとのことです。


渡航の学年によっては、前年度に配布されるはずだった教科書が手元にないことが起こります。


該当する教科書の手配が必要かどうかは、在籍校または転入先の学校に確認してください。



足りないとき・なくしたときの入手先


紛失や破損があっても、教科書は再配布されません。有償での購入になります。


購入は日本国内の教科書供給会社が窓口です。一般社団法人 全国教科書供給協会のサイトから、最寄りの都道府県の供給会社を探せます。


ただし、供給会社は海外発送に対応していないことが多いと在ニューヨーク日本国総領事館が案内しています。


日本の親族や知人を介した手配を検討するとよいでしょう。


現地で申請時期を逃した分については、前の章で扱った教科書追加送付申請を使います。


表10:教科書が足りない場面と入手先


場面

原因

入手先

届いた教科書に一部の教科がない

出版社が同じ教科は配布されない

日本で使っていた教科書をそのまま使う

複数年使う教科書が手元にない

前年度に配布される教科書のため

学校に確認のうえ、供給会社から購入する

紛失・破損した

再配布は行われない

全国教科書供給協会の各供給会社

現地の申請時期に間に合わなかった

申請と配布の間隔が空いている

在外公館で教科書追加送付申請

実際の学年と異なる学年が必要

無償配布は該当学年のみ

全国教科書供給協会の各供給会社




帰国後を見据えた日本の教科書の使い方

帰国後を見据えた日本の教科書の使い方

教科書を受け取ることは手段であり、帰国後の学習にどうつなげるかが本題です。


現地校に通いながら日本の教科書をすべて進めるのは現実的ではないため、優先順位をつける必要があります。


この章では、使う教科の絞り方と、国語・算数・数学・理科・社会それぞれの扱い方を扱います。


現地校との両立を前提に、使う教科を絞る


現地校の宿題と並行して日本の教科書を全教科進めるのは、時間の面でも負担の面でも難しいものです。


まず、週にどれだけの時間を割けるかを決めてから、教科の配分を考えてください。


判断の軸として、帰国後に取り返しにくい教科から優先するという考え方があります。


積み上げ型で途中が抜けると後から埋めにくい教科を軸に置き、暗記の比重が大きい教科は帰国前後に集中して取り組む選択肢もあるでしょう。


国語と算数・数学は積み上げ型の代表です。


一方、理科・社会は単元ごとの独立性が高く、空白の範囲を把握しておけば後からでも埋めやすい面があります。


すべてを在外中に終わらせる必要はありません。何を今やり、何を帰国後に回すかを決めておくことが、両立の第一歩になります。


国語は教科書が中心の教材になる


国語は現地校の授業では扱われないため、日本の教科書が学習の中心になります。


教科書の文章は学年配当漢字と語彙の水準に沿って作られており、日本の学年相当の日本語に触れ続ける教材として機能するものです。


一方で、教科書には解説も答えも載っていません。読み取りが合っているかを確認する相手が必要になります。


音読を聞いてもらう、内容を日本語で説明してもらうといった関わりが、教科書を生かす鍵です。


現地校に通うことで日本語の何が落ちやすいかは、現地校に通うと国語力はなぜ下がる?で解説しています。


算数と数学は進度のずれを埋めるために使う


算数と数学は現地校でも学びますが、単元の並び順と扱う時期が日本と異なります。


日本の教科書を持っていると、現地校で先に進んでいる単元と、まだ扱っていない単元を照らし合わせられるでしょう。


用語の対応も課題になります。現地校で英語で理解した内容を、日本語の用語で説明できるかを教科書で確認してください。


帰国後の授業では、日本語の用語で問われるためです。


現地校の算数用語と日本語の用語を対応させる作業は、学年が上がるほど負担が増えます。教科書の単元名を手がかりにすると照合しやすくなるものです。


理科と社会は帰国前に手をつける


理科と社会は、現地校の「Science」や「Social Studies」と日本のカリキュラムの重なりが小さい教科です。


とくに日本の地理・歴史・公民に相当する内容は、現地校では同じ形で扱われないことが多く、帰国後に一度に向き合うことになりやすいでしょう。


教科書があれば、どの単元が空白になっているかを学年ごとに把握できます。


すべてを在外中に終わらせる必要はなく、空白の範囲を把握しておくこと自体に意味があります。


把握した空白は、帰国の時期から逆算して埋めていくとよいでしょう。


帰国が近づいてから慌てるより、在外中に一覧を作っておくほうが動きやすいものです。


本記事で扱うのは、どの単元が空白かを把握するところまでです。



表11:教科別に見た日本の教科書の使い方


教科

現地校との重なり

教科書の使い方

優先度の考え方

国語

ほぼない

学習の中心教材として使う

積み上げ型で取り返しにくい

算数・数学

大きい

進度のずれと日本語の用語を確認する

単元の抜けを早めに把握する

理科

一部ある

日本語の用語と記録の形式を確認する

帰国前に空白の範囲を把握する

社会

小さい

日本固有の単元を確認する

帰国前に空白の範囲を把握する

実技教科

―

教科・学年によって配布対象が異なる

学校の指示に合わせる



海外で日本の教科書をもらう方法に関するよくある質問

海外で日本の教科書をもらう方法に関するよくある質問

保護者から寄せられやすい疑問をまとめました。制度の運用は在外公館や学校によって異なるため、最終的な判断は管轄の窓口の案内によります。


一時帰国中にJOESで教科書を受け取れますか


受け取れません。JOESは「一時帰国中にJOESへ直接申請することはできません」と明記しています。


出国前の配布は、申請時点で日本の学校に在籍しているお子さんが対象になるためです。


すでに海外に住んでいる場合は、管轄の在外公館が窓口になります。


申請時期を逃している場合は、在外公館を通じた教科書追加送付申請を検討してください。


教科書は無料ですか


教科書そのものは無償です。ただし、送料と梱包手数料は自己負担になります。


出国前にJOESから宅配で受け取る場合は、1家族一律2,000円(税込・2026年9月確認時点)です。窓口で受け取る場合は不要になります。


渡航後の送料は在外公館ごとに異なり、窓口で受け取れる在外公館では送料がかからない場合もあります。


永住権を持っていますが対象になりますか


JOESは無償配布の条件として「永住予定のお子さんは対象外」と案内しています。


一方、在外公館が挙げる条件は、将来日本へ帰国して教育を受ける意思があることです。在留資格そのものではなく、帰国の意思が問われています。


窓口と段階によって条件の書き方が異なるため、自己判断せず管轄の在外公館に確認してください。


高校生の教科書は受け取れますか


受け取れません。無償配布の対象は義務教育段階の小・中学生に限られています。


高校の教科書が必要な場合は、日本国内の教科書供給会社から購入します。


供給会社は海外発送に対応していないことが多いため、日本の親族や知人を介した手配を検討してください。


重国籍(二重国籍)でも対象になりますか


JOESと米国の在外公館が挙げる条件は「日本国籍を有すること」であり、重国籍を除外する記載は確認できません。


在メルボルン日本国総領事館は、配布対象を「日本国籍を保持し(重国籍を含む)」と明記しています。


米国生まれで両方の国籍を持つお子さんも、日本国籍がある限り対象から外れる記載はありません。


最終的な可否は、管轄の在外公館の案内で確認してください。



デジタル教科書や電子版はもらえますか


JOESと在外公館の案内は、いずれも紙の教科書の配布を前提にしています。手荷物での持参、梱包手数料、宅配といった案内がそれを示すものです。


海外子女向けにデジタル教科書を配布するという記載は、JOES・文部科学省・在外公館のページで確認できませんでした。


現時点で案内されているのは、紙の教科書です。デジタル教材を使いたい場合は、別途手当てが必要になるでしょう。


帰国したら教科書はどうすればよいですか


海外で使った教科書は、日本へ持ち帰ってください。帰国後も引き続き使う場合があるためです。


海外子女教育振興財団のよくあるご質問では、帰国後の教科書は転入先の学校または市区町村の教育委員会で受け取れると案内されています。


手続きの方法は転入先や時期によって異なるため、転入先の学校または市区町村の教育委員会に確認しましょう。



教科書だけでは埋まらない部分をどう補うか

教科書だけでは埋まらない部分をどう補うか

教科書がそろっても、それだけで学習が完結するわけではありません。何が足りないのかをはっきりさせると、補う手段も選びやすくなります。


この章では、教科書の限界と、家庭で教える場合の負担の2点を扱い、相談先につなぎます。


教科書には解説も答えも載っていない


日本の教科書は、授業で教員が使うことを前提に作られています。そのため、独習用の解説や解答は載っていません。


読んで理解できたかどうかを確認する相手がいないと、思い違いに気づけないまま進んでしまいます。


とくに国語の読み取りと、算数・数学の考え方の説明は、正誤の判断が保護者にも難しいものです。


教科書は学習内容を示す教材であり、独学に必要な解説や進め方までは含みません。教科書には学習内容が示されていますが、学び方は別に用意する必要があります。


保護者が教える場合にかかる負担


現地校の宿題を見ながら日本の教科書も進めるとなると、保護者の時間的な負担は大きくなります。


日本の指導方法と現地校の指導方法が違うため、教え方が食い違ってお子さんが混乱することもあるでしょう。


家庭で日本語で教えるときの進め方は、アメリカで子どもの宿題を日本語で教える方法で扱っています。


保護者が全部を抱えないことも、選択肢の一つです。


具体的なサービスの比較は本記事では行いません。日本語教育の選択肢は海外在住でも日本語教育は受けられる?、オンライン塾は海外在住の子供におすすめのオンライン塾8選、補習校はアメリカの補習校とは?で整理しています。


北米の時間帯に合わせて、日本語で現地校の宿題と日本の学習の両方を見てもらえる選択肢もあります。


アメリカ宿題サポートは、そうした選択肢の一つです。


アメリカ宿題サポートの利用を始める手順


教科書は届いたものの、どの教科から、どう進めればよいか迷っている段階から相談できます。


初回レッスンは無料のため、まず現状を話すところから始めてみてください。利用開始までの手順は、次の4ステップです。


表12:アメリカ宿題サポートの予約手順


手順

内容

1

講師紹介のページから、教科と学年に合う先生を選ぶ

2

LINEに登録して、連絡を取れる状態にする

3

先生と連絡を取り、現地校の状況と日本の教科書の進み具合を伝える

4

日程を決めてレッスンを予約する



先生はアメリカ宿題サポートの講師紹介から選べます。


初回レッスンは無料で、チェックアウト時にクーポンコード「FirstTime」を入力すると適用されます。


届いた教科書を手元に置いて、何から手をつけるかを一緒に決めるところから始めるとよいでしょう。


まとめ|日本の教科書は出国前に受け取り、帰国後を見据えて使う

まとめ|日本の教科書は出国前に受け取り、帰国後を見据えて使う

日本の教科書は、条件を満たせば海外でも無償で受け取れます。ただし、窓口は出国前と渡航後でまったく別です。


この違いを押さえておくことが、最も負担の小さい進め方になります。


JOESが示す基本の対象条件は、日本国籍・1年以上の海外滞在予定・義務教育段階の3つです。


渡航後に在外公館から受け取る場合は、在留届の提出など別に確認が必要な条件があります。


入手ルートは4つに整理できます。出国前はJOES、渡航後は管轄の在外公館、在外教育施設に在籍していれば学校、対象外や学年違いは有償購入です。


現地では、在留届を出していないと申請の案内が届きません。


申請方法や送料は在外公館ごとに違うため、必ず管轄の公館の公式ページで確認してください。


届いた教科書だけでは1学年分がそろわない場合があります。使い方は、帰国後に取り返しにくい教科から優先するのが基本です。


教科書がそろっても、読み取りが合っているかを確認する相手は別に必要になります。


現地校の宿題と日本の学習を並行して見る方法に迷ったら、アメリカ宿題サポートに相談してみてください。


表13:時期別 日本の教科書の準備チェックリスト


時期

やること

確認できたか

出国の2か月前

出国日を確定し、JOESの3つの条件に当てはまるか確認する

□

出国の2か月前

在籍校に教科書給与証明書の発行を依頼する(コピーを手元に残す)

□

出国の1〜2か月前

JOESマイポータルで申請し、送料を支払って書類を郵送する

□

出国の1か月前

教科書を受け取り、明細書と内容が一致しているか確認する

□

出国当日

教科書を手荷物に入れる(船便に入れない)

□

現地到着後すぐ

在留届を提出し、次回の教科書の申請時期を在外公館に確認する

□

現地到着後すぐ

日本人学校・補習授業校に在籍する場合は学校に申請先を確認する

□

学習を始める前

手元の教科書と配布分を突き合わせ、足りない教科がないか確認する

□





記事作成者 (Manami Palmini)


まなみ

講師経歴

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  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

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過去のサポート歴

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  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い


 
 
 

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