アメリカの現地校に通うと国語力はなぜ下がる?原因と今すぐできる対処法
- Manami Fujita
- 2025年12月30日
- 読了時間: 5分
はじめに
アメリカの現地校に通う子どもを持つ保護者の多くが、ある時ふと気づきます。
「最近、日本語の語彙が少なくなってきた気がする」
「本を読んでも内容をうまく説明できない」
「作文を書くと、日本語なのにどこか不自然」。
アメリカの現地校で英語環境にどっぷり浸かることは、英語力の伸びという大きなメリットがある一方で、国語力(日本語の読解力・表現力・思考力)が徐々に低下していくという課題も抱えています。
この記事では、
なぜアメリカの現地校に通うと国語力が下がりやすいのか
そのまま放置するとどんな影響が出るのか
補習校や日本語家庭教師をどう活用すればよいのか
を、具体的に解説します。

アメリカの現地校に通うと国語力が下がりやすい理由
① 日本語を「使う場面」が圧倒的に減る
アメリカの現地校では、授業・友達との会話・宿題・読書、すべてが英語です。
1日の大半を英語で過ごす子どもにとって、日本語は「家で少し使う言語」になりがちです。
言語は使わなければ伸びないどころか、確実に衰えます。
特に国語力は、
読解
語彙
文の構造理解
抽象的な思考
といった、日常会話以上の負荷がかかる力なので、使用頻度が減ると影響が出やすいのです。
② 会話はできても「読み書き」が育たない
家庭内では日本語で会話している、というケースは多いです。
しかしそれだけでは、国語力は十分に育ちません。
会話レベルの日本語と、
説明文を正確に読む
登場人物の心情を読み取る
自分の考えを筋道立てて書く
といった国語力には、大きな隔たりがあります。
アメリカの現地校では日本語の読み書きを体系的に学ぶ機会がないため、気づかないうちに差が広がっていきます。
③ 思考する言語が英語に切り替わっていく
子どもは柔軟です。
生活の中心が英語になると、「考える言語」そのものが英語に移行していきます。
これは悪いことではありませんが、日本語で深く考える経験が減ることを意味します。
結果として、
日本語で意見をまとめられない
日本語の文章を読むと疲れる
国語のテストで点が取れない
といった形で表れやすくなります。
国語力の低下を放置すると起こりやすい問題
✔ 帰国後、日本の学校で苦労する
帰国子女に多いのが、「英語はできるのに、国語がついていかない」というケースです。
国語はすべての教科の土台です。
問題文が読めない、設問の意図がつかめないと、算数や理科、社会にも影響が出ます。
✔ 自分の考えを日本語で表現できなくなる
「何を言いたいのか分からない」
「説明が短く、浅い」
これは語彙や表現の不足だけでなく、日本語で考える力そのものが弱くなっているサインです。

アメリカ在住でもできる国語力低下への対処法
① 補習校に通うという選択
アメリカ各地にある日本語補習校は、
国語
算数
日本の学習習慣
を維持するうえで非常に有効です。
メリット
同じ境遇の子どもと学べる
定期的に日本語の読み書きを行える
学年相応の国語教材に触れられる
注意点
週1回では量が足りないこともある
宿題管理は家庭のサポートが必要
② 日本語の家庭教師をつける(対面・オンライン)
最近増えているのが、日本語の家庭教師を対面またはオンラインでつける方法です。
家庭教師の強み
子どものレベルに合わせた指導ができる
読解・作文など、弱点に集中できる
オンラインならアメリカ在住でも選択肢が広い
特に、
本の要約
意見文・感想文
読み取り問題
などは、マンツーマン指導の効果が高い分野です。
③ 家庭でできる国語力サポート
補習校や家庭教師と併せて、家庭で意識したいポイントもあります。
日本語の本を「音読+内容確認」する
「どう思った?」と理由を言葉で聞く
映画やニュースを見て、日本語で意見交換する
量よりも、考えて話す・書く経験を意識することが大切です。
まとめ
アメリカの現地校に通うことで、英語力は確実に伸びます。
しかしその一方で、意識しなければ国語力は静かに、確実に下がっていきます。
アメリカ
現地校
国語
この3つを両立させるには、補習校や日本語家庭教師など、意図的な日本語環境づくりが欠かせません。
大切なのは、「英語か日本語か」ではなく、どちらも思考できる力を育てること。
早めに気づき、無理のない形で対策を取ることが、子どもの将来の選択肢を広げることにつながります。
アメリカ宿題サポートでは、アメリカに住むお子さんの学習サポートを提供しています。
記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
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