top of page

アメリカと日本の小学校を徹底比較!教育方針・カリキュラム・費用の違いとは?

Updated: Mar 20

アメリカの小学校とは?日本との違いを知ろう

アメリカの小学校(Elementary School)について、どれくらい知っていますか?


日本の小学校と比べると、カリキュラムや教育方針、入学方法など、いくつかの大きな違いがあります。


この記事では、アメリカの小学校の教育制度を詳しく解説し、日本の小学校との違いを徹底比較していきます。



1. アメリカの小学校の基本情報


アメリカの教育制度は州ごとに異なりますが、多くの州で共通する特徴もあります。


アメリカの小学校は一般的に1年生から5年生(6年生までの州もあり)で構成され、公立学校が主流です。


教育方針は「個性を尊重し、主体性を伸ばす」ことが特徴で、日本の「協調性を重視した教育」とは対照的です。


1-1. 小学校のカリキュラムと科目


アメリカの小学校のカリキュラムには、一般的には以下のような科目が含まれます。


  • 英語(リーディング&ライティング)

  • 数学

  • 理科

  • 社会(歴史・地理)

  • 体育

  • 芸術(音楽・美術)

  • 外国語(地域による)


特に、読解力(リーディング)とライティングの指導に重点が置かれているのが特徴で、小学生のうちからエッセイ(作文)の練習が多く行われます。


また、プロジェクト型学習(Project-Based Learning)が取り入れられ、生徒が主体的にリサーチや発表を行う授業も取り入れられます。


1-2. 学期制度と授業時間

アメリカの小学校は、2学期制(セメスター制)または3学期制(トライメスター制)が主流です。


  • 1日の授業時間は約6時間で、朝8時〜9時に始まり、午後3時ごろに終了します。

  • 長期休暇は、夏休み(約2〜3か月)、冬休み(約2週間)、春休み(約1〜2週間)があります。


2. 日本の小学校との主な違い


2-1. 教育方針

項目

アメリカ

日本

教育目標

個性と創造性の育成

協調性と基礎学力の習得

成績評価

相対評価&ルーブリック評価

テスト中心の絶対評価

宿題

学校や先生による(少ない傾向)

多め

自由研究

プロジェクト学習が中心

夏休みの自由研究など

アメリカでは、個々の生徒の能力や興味を伸ばす教育が重視され、評価方法もテストだけでなく、プレゼンやグループワークなどが含まれます。


2-2. 先生と生徒の関係

アメリカの先生は、生徒を「○○さん」ではなくファーストネームで呼ぶことが多く、フレンドリーな関係性が特徴です。


また、日本のようにクラス担任制ではなく、科目ごとに異なる先生が指導するスタイルが一般的です。



3. アメリカの小学校の入学方法と費用


3-1. 入学方法

アメリカの公立小学校は、基本的に学区制が採用されており、居住地によって通う学校が決まります。入学手続きには以下の書類が必要になります。


  • 出生証明書(Birth Certificate)

  • 予防接種証明書(Immunization Records)

  • 住所証明(電気・水道の請求書など)


私立小学校に通う場合は、入学試験や面接が必要なこともあります。


3-2. 学費と奨学金

  • 公立小学校:授業料は無料。ただし、スクールバス代や教材費は自己負担の場合も。

  • 私立小学校:年間約15,000〜25,000ドル(約225万〜375万円)


低所得家庭向けには、政府や民間団体の奨学金制度が用意されており、条件を満たせば支援を受けることができます。


4. アメリカの小学校の課題と問題点


4-1. 学力格差の問題

アメリカでは、教育予算が州や地域ごとに異なるため、裕福な学区の学校は設備が充実している一方、貧困地域の学校は教材や教師が不足していることが課題です。


4-2. 先生不足と教育の質

特に人口の少ない地域や低所得層の多い学校では、教員不足が深刻な問題となっており、教育の質にばらつきがあることが指摘されています。


5. まとめ


アメリカと日本の小学校には、それぞれ長所と短所があります。


  • アメリカの教育:自主性や創造力を伸ばす教育

  • 日本の教育:基礎学力と規律を重視した教育


アメリカの小学校に通うことを検討している方は、学区の選び方や学校の特色をよく調べることが大切です。


アメリカの教育制度について深く理解し、自分や子どもに合った学習環境を選びましょう。


アメリカ宿題サポートでは、アメリカに住むお子さんの学習サポートを提供しています。


記事作成者 (Manami Palmini)


まなみ

講師経歴

​​

  • 国際基督教大学、大学院にて英語の集中クラスを受けながら、演劇や脚本の研究に携わる

  • 日本の個人塾で3年間英語講師としての経験あり

  • ​ニューヨーク大学(NYU)大学院にて芸術教育学を学び、言語学習における芸術活動の効果について研究

  • ​TESOL(英語教授法)資格あり

過去のサポート歴

  • 現地校、日本人学校に通うお子さんの日常英会話

  • 英検、中学、高校、大学受験対策

  • 駐在の方のためのビジネス英会話

  • お子さんがいる方のためのママ友さんとのスモールトーク、学校関連の会話

  • 研究員として渡米された方のためのプレゼンテーションのお手伝い



 
 
 

Comments


bottom of page