アメリカでTOEICを受験するメリットとデメリット|日本との違いとは?
- Manami Fujita
- 3 日前
- 読了時間: 4分
海外での生活やキャリアアップを目指す日本人にとって、英語力の証明は欠かせないポイントになりますね。
その中でも、TOEICはビジネス英語力の判断材料として広く使われており、日本では留学・転職・昇進などさまざまな場面で活用されています。
日本で受けるのが一般的と思われがちなTOEICですが、実はアメリカでも受験が可能です。
特にニューヨークやロサンゼルスなどの都市部では、毎月のように試験が実施されており、海外在住の方にとっては便利な選択肢となっています。
ただ、日本で受験するときとは違う点もあります。
今回は、アメリカでTOEICを受験する際のメリットとデメリットを、日本と比較しながらご紹介します。受験を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

アメリカでTOEICを受験するメリット
直前でも申し込みが可能
日本ではTOEICの申し込みは通常2か月前に締め切られることが多いですが、アメリカでは試験日の1週間前の木曜日まで申し込みが可能です。
スケジュールが不確定な方や、「来週受けたい!」というような直前のニーズにも対応できる柔軟さは、大きなメリットと言えるでしょう。
会場が小規模で集中しやすい
アメリカのTOEIC会場は、多くの場合1部屋に10人前後という小規模スタイル。
人の出入りも少なく、静かな環境で集中して試験に臨むことができます。
大人数の会場が苦手な方や、静かな環境で力を発揮したい方には最適です。
結果の通知がやや早い
スコアは、日本では試験日から約17日後に届きますが、アメリカでは2週間以内に郵送で届くケースが多く、やや早い印象です。
海外の学校や企業への提出期限が迫っている方にはうれしいポイントです。
車でのアクセスがしやすい
アメリカでは、多くのTOEIC会場に無料駐車場が完備されており、車でのアクセスが非常に便利です。
郊外にある静かな施設で受験できるため、都会の混雑を避けたい方にはありがたい環境です。

アメリカでTOEICを受験するデメリット
日本よりも受験料が高め
アメリカでのTOEIC受験料はおおよそ75ドル(約9,000円)。
為替の影響もありますが、日本よりやや高くなることが多いです。
コストを重視する方には少し気になるポイントかもしれません。
会場ごとの運営に差がある
日本では運営が比較的統一されている印象ですが、アメリカでは会場によって試験官の対応や案内の丁寧さにバラつきがあることも。
とくにローカルな都市や小さな会場では、事前に詳細が分かりにくいケースもあります。
試験結果の書類はすべて英語
試験後に送られてくるスコアシートやアビメ(Abilities Measured)は、英語表記のみです。
内容はシンプルなので難解ではありませんが、英語に自信がないと少し不安に感じるかもしれません。
公共交通機関が使いにくい場合も
日本では会場が駅チカでアクセスしやすいですが、アメリカの会場は郊外にあることも多く、車がないと不便な場合もあります。
バスや電車を利用する場合は、事前にルートをしっかり確認しておく必要があります。
ルールが厳格な場合もある
TOEICではリスニング中の「先読み」(リーディングセクションの問題を先に読む行為)は基本的にNGですが、アメリカでは特に厳しく指摘されることがあります。
小さな会場では監視の目も届きやすく、日本以上に注意されやすい印象です。
まとめ|アメリカでTOEIC受験はアリ?ナシ?
アメリカでTOEICを受けることには、日本では得られないメリットがいくつもあります。
スケジュールの柔軟さ、静かな環境、早めの結果通知など、海外在住者にとっては現実的な選択肢となるでしょう。
一方で、費用面やアクセス、会場の運営体制に不安を感じることもあるかもしれません。
ですが、事前に情報収集をしっかり行えば、大きな問題になることは少ないと思います。
アメリカに住んでいてTOEICを受験したい方は、今回ご紹介したメリット・デメリットを踏まえて、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください。
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記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
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