アメリカ在住の子どもの授業が分からないときにどうする?親が知っておきたい原因と対処法
- Manami Fujita
- 2025年12月25日
- 読了時間: 5分
アメリカ在住の日本人家庭から、よく聞く悩みがあります。
「うちの子、学校の授業が分かっていない気がする」
「英語の問題というより、授業そのものについていけていないように見える」
現地校に通っていると、最初は誰でも戸惑います。
けれど、時間が経っても状況が改善しないと、親としては不安になりますよね。
この記事では、アメリカ在住の子どもが授業を「分からない」と感じる理由と、家庭でできる現実的な対処法を、段階ごとに整理していきます。

なぜアメリカの授業は「分からない」と感じやすいのか
① 英語力の問題だけではない
「英語がまだ十分じゃないから仕方ない」そう思われがちですが、実はそれだけではありません。
アメリカの授業は、
説明が長い
抽象的な表現が多い
「考えを言葉で説明する」ことが前提
になっています。
単語が分かっても、「何を求められているのか」を読み取れないと、理解できません。
つまり問題は、英語力+読解力・整理力のセットなのです。
② 日本の授業スタイルとの違い
日本では、
黒板に書かれた内容を写す
正解が一つ
先生が丁寧に説明する
という授業が多いですよね。
一方、アメリカでは、
先生の話を聞きながら理解する
正解が複数ある
「なぜそう思ったか」を求められる
この違いに慣れないと、「聞いているのに分からない」という状態になりやすいのです。
授業が分からないとき、子どもに起きやすいサイン
子どもは意外と「分からない」と言いません。
代わりに、こんなサインが出ることがあります。
宿題にやたら時間がかかる
「分かった」と言うのに説明できない
テストの点が安定しない
学校の話をあまりしなくなる
これらは、理解が追いついていない可能性を示しています。
サポートの方法
①「英語力」だけで判断しない
多くの家庭が、「英語がもっとできれば解決する」と考えます。
もちろん英語力は大切です。でも、それだけを強化しても改善しないケースは多いです。
なぜなら、必要なのは「聞く→理解する→整理する→答える」力だからです。
これは、日本語でも育てられる力です。
② 子どもに「どう分からないか」を聞く
「分からない」で終わらせないことが大切です。
例えば、
先生の説明が速い?
質問の意味が分からない?
答え方が分からない?
ここを一緒に言語化していきます。
ポイントは、英語で説明させなくていいということ。
日本語で構いません。
まずは頭の中を整理することが優先です。
③ 家庭でできる一番現実的なサポート
授業内容を「日本語で整理する」
おすすめなのは、
今日学校で何をやったか
どんな質問が出たか
どう答えたか
を、日本語で話させること。
完璧じゃなくて大丈夫です。
途中で止まってもいい。
「考えを言葉にする練習」が、英語の授業理解にも直結します。

算数や理科が分からない場合の注意点
アメリカの算数・理科は、文章問題がとても多いです。
計算は合っているのに点が取れない場合、
問題文の読み違い
条件の見落とし
質問と答えがズレている
ことがよくあります。
これは計算力ではなく、読解力の問題です。
「日本語の国語力」が実は大きな助けになる
アメリカ在住だと、日本語の勉強は後回しにされがちです。
でも、
日本語で考える
日本語で整理する
日本語で説明する
この力がある子は、英語の理解も早くなります。
母語で思考できることは、第二言語で学ぶときの大きな土台になります。
学校・先生との連携も大切
授業が分からない状態が続く場合は、先生に相談することも必要です。
その際は、
「英語が分からない」ではなく
「説明の理解に時間がかかっている」
「質問の意図をつかむのが難しい」
と具体的に伝えるのがおすすめです。
ESLやサポートクラスにつながる場合もあります。
焦らなくていい。でも放置もしない
アメリカ在住の子どもが、一時的に授業が分からなくなるのは珍しくありません。
大切なのは、
すぐ結果を求めない
でも「そのうち慣れる」と放置しない
家庭で「考えを言葉にする場」を作るだけでも、状況は少しずつ変わっていきます。
まとめ|分からないときこそ、土台を整える
アメリカ在住の子どもが授業を分からないと感じるとき、必要なのは英語力だけではありません。
読む
聞く
整理する
伝える
この力を、日本語でも英語でも育てていくことが、長い目で見て一番の近道です。
不安になるのは、それだけ真剣に子どもを見ている証拠。
できるところから、一つずつ整えていきましょう。
アメリカ宿題サポートでは、アメリカに住むお子さんの学習サポートを提供しています。
記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
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