ニューヨーク市の小学校選び:親のための簡単ガイド
- Manami Fujita
- Mar 27
- 4 min read
ニューヨーク市での小学校選びは、選択肢が多すぎて、どこにすべきか悩んでしまうこともありますよね。
公立や私立の学校がたくさんあり、学校ごとの教育の質もバラバラです。
だからこそ、どの学校が「一番良い学校」かを決めるのは難しいですが、重要なのは「自分の子どもに合った学校」を見つけることです。
この記事では、ニューヨーク市での主要な小学校の選択肢を簡単に説明し、それぞれの特徴や入学の手続きを紹介します。
「アメリカの小学校で学ぶ5教科:その内容と教育方法を徹底解説!」の記事も参考にしてください。

公立ゾーン校(Zoned Schools)
最も一般的なのは、公立のゾーン校です。
ゾーン校は、ニューヨーク市教育局(DOE)が運営しており、地域ごとに分かれた学校です。
通いやすい場所にあるので便利ですが、クラスが大きかったり、学校によって教育の質に差があることもあります。
中には素晴らしい教育を提供している学校もあれば、資金不足で成績が伸び悩む学校もあります。
学校の評価やDOEが公開しているデータを参考にすると、よりよい学校を見つけやすくなりますよ。
入学手続きは簡単で、DOEのオンラインツールを使って、住んでいる地域の学校を確認できます。
私立学校
私立学校は、一般的にクラスが小さく、個別にサポートを受けやすい環境です。
また、施設が整っており、課外活動も豊富です。
しかし、費用がかかり、入学にはERBテストなどの試験を受ける必要があります。
個別の指導が必要なお子さんや、特別な教育を望む家庭にとっては、私立学校が最適かもしれません。
ギフテッド&タレント(G&T)プログラム
ニューヨーク市には、ギフテッド&タレント(G&T)プログラムという、才能のある子どもたちに特別な学習環境を提供する学校もあります。
これらの学校では、通常よりも難しい内容を学べるので、知的に優れた子どもには最適です。
例えば、NEST+mのようなプログラムでは、中国語やシンガポール式の数学を小学校から学べることがあります。
ただし、このプログラムは入学試験があり、競争が激しいため、試験の成績が高くないと入学できないことがあります。
もし、学問的に挑戦的な環境を求めるなら、G&Tプログラムを検討する価値はあります。

チャータースクール
チャータースクールは、公共の資金で運営されていますが、非営利の民間団体によって管理されています。
独自のカリキュラムを持っており、学校の成績データも公開されています。
普通は、学校の時間が長く、民間からの支援を受けているので、資源が豊富です。
入学方法は、抽選で決まるため、誰でも平等にチャンスがあります。
ただし、学校によっては成果が出ていないところもあるので、よく調べてから選ぶことが大切です。
まとめ
この記事では、ニューヨーク市での代表的な小学校選びの選択肢を紹介しましたが、これだけがすべてではありません。
例えば、ハンターカレッジ小学校や、非ゾーン校、マグネットプログラム、さらにはホームスクーリングなど、他にも選べる選択肢があります。
大切なのは、家族の優先順位に合った学校を選ぶことです。
近くの学校で通いやすさを重視するのか、学問的に優れたプログラムを求めるのか、個別指導が必要か、など、どんな教育環境が子どもにとってベストなのかを考えて選んでいきましょう。
「一番良い学校」というのは、実は存在しませんが、お子さんにぴったりな学校が見つかることを祈っています。
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記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
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