ロサンゼルスで子どもが通う中学校は?アメリカ現地校の特徴を解説
- Manami Fujita
- Apr 18
- 4 min read
Updated: Apr 22
ロサンゼルス(Los Angeles)といえば、ハリウッドをはじめとする映画・テレビ業界が集まる都市として知られています。
そんな中、ロサンゼルスに住む日本人が子どもの教育にどんな学校を選んでいるかは、多くの家庭にとって気になるところですよね。
特に中学校(middle school)に関しては、ロサンゼルス郡内でも評価の高い公立校やチャータースクールが点在しており、私立校だけが選択肢ではありません。
この記事では、ロサンゼルスにおける中学校選びの現状と、人気の学校を地域別にご紹介します。

ロサンゼルスの中学校選びのポイント
ロサンゼルスでは、多くの家庭が小学校までは地域の公立校に通わせ、その後、中学校から私立に切り替えるケースが少なくありません。
とはいえ、公立の中学校の中にも質の高い教育を提供する学校は数多く存在し、特に以下の点が評価されています:
多様性に富んだ生徒構成
芸術・音楽・言語などの特別プログラム
PTA活動や保護者の積極的な参加
チャーター制度による自由度の高い教育
ハリウッドの関係者の中には「公立教育こそがリアルな社会を学べる場」として、あえて私立ではなく公立を選ぶ人もいます。
地域別・人気の中学校紹介
ウエストサイド(Westside)
映画・テレビ業界関係者が多く住む西側地域では、以下の中学校が人気です:
Paul Revere Middle School Magnet約2,100人の生徒が通う大型校で、多様な背景を持つ生徒が学ぶ環境が整っています。映画クラブや音楽プログラム、キャンパス内にある農場など、ユニークな活動も豊富です。
Lincoln Middle School(サンタモニカ)近隣住民とのつながりも深く、地域に根ざした教育が受けられると評判です。
Citizens of the World(チャータースクール)ソーシャル・エモーショナル・ラーニングに力を入れており、子どもたちの個性を尊重した教育を実践しています。
セントラル・ロサンゼルス(Central Los Angeles)
Melrose Avenue Elementary & Middle MagnetSTEM教育(科学・技術・工学・数学)に強く、幼い頃からテクノロジーを活用したプロジェクト型学習が行われています。
Larchmont Charter School(ハリウッド校)創造性を重視したカリキュラムで、芸術系の家庭に人気があります。
City Language Immersion Charter (CLIC)スペイン語と英語のデュアル・イマージョンプログラムを提供。多文化・多言語教育に関心のある家庭におすすめです。
サンフェルナンド・バレー(San Fernando Valley)
Millikan Middle School(シャーマンオークス)パフォーミングアーツ・STEAM・人文学・グローバルリーダーシップなど多彩なアカデミーを備えた中学校。
Walter Reed Middle School(スタジオシティ)テクノロジーや環境学習にも力を入れており、ギフテッド教育プログラムも提供。
North Hollywood High School(進学先)中学校卒業後の進学先としても人気。特に「Highly Gifted Magnet」プログラムが有名。

保護者の声と学校選びのリアル
芸能関係者の中には、「子どもに多様性のある社会を体験させたい」「芸術や創造性を伸ばしてほしい」という理由で、公立の中学校を選ぶケースもあります。
また、公立教育は資金面での課題も多く、積極的なPTA活動や寄付で支える保護者の存在が学校運営に大きな影響を与えているという声も。
まとめ:ロサンゼルスでの中学校選びは多様性と教育の質が鍵
ロサンゼルスの中学校は、エリアごとに特色があり、芸能関係者や教育意識の高い家庭が注目する理由がよくわかります。
特に注目すべきポイントは以下のとおりです:
地域や学校によって教育内容・方針が大きく異なる
チャータースクールやマグネットスクールの選択肢が豊富
公立でも芸術・言語・テクノロジー教育が充実している学校が多数存在
保護者のサポートと地域のつながりが学校の質を支えている
ロサンゼルスで中学校を探す際は、学校のカリキュラムだけでなく、コミュニティとの相性や生徒の多様性、保護者の参加度なども含めて、総合的に判断することが大切です。
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記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
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