ロサンゼルスで私立小学校を選ぶには?その魅力と注意点を徹底解説
- Manami Fujita
- Apr 16
- 4 min read
Updated: Apr 30
ロサンゼルス郡は、砂漠地帯から海沿いまで広がるとても広い地域で、およそ1,000万人が暮らしています。
ハリウッドやビバリーヒルズ、サンタモニカ、パサデナなど、さまざまな魅力を持つエリアがあり、その分、教育の選択肢もとても多彩です。
なかでも、ロサンゼルスにある私立の小学校は、多くの保護者にとって注目される選択肢のひとつとなっています。
この記事では、「ロサンゼルス」と「小学校」にスポットを当てながら、私立小学校の特徴やメリット、費用について、そして代表的な学校の例も交えてご紹介していきます。

ロサンゼルスの私立小学校とは?
カリフォルニア州教育局によると、ロサンゼルス郡内には約800校の私立学校があり、14万人以上の児童が通っています。
そのうち約44%がK(キンダーガーテン)から5年生までの小学生です。
ロサンゼルスの私立小学校は、以下のような特徴を持っています。
少人数制クラスで手厚い指導
音楽、美術などの専門プログラムが充実
放課後のアクティビティが豊富
進学準備に力を入れている学校も多い
教育コンサルタントのプリヤ・ナンビアル氏によれば、「私立小学校では、現場の教育者が自由にカリキュラムや指導方法を決められるため、教育の質が高い」とのことです。
なぜ私立小学校を選ぶのか?
ロサンゼルスの公立校も多くありますが、次のような理由から私立小学校を選ぶ家庭も増えています。
1. 教育環境の質の高さ
小人数制で個別対応がしやすく、学習に遅れがちな子どももきめ細やかにフォローしてもらえます。
2. 芸術・スポーツ・STEM教育の充実
公立学校では予算上難しい専門的なプログラムを受けられるのが魅力です。
3. 親の教育方針に合った学校を選べる
宗教、モンテッソーリ教育、英仏バイリンガルなど、家庭の価値観に合った教育を選択できます。
注意点:費用はかなりの負担に
魅力が多い一方で、私立小学校の学費の高さは最大のハードルです。
アメリカ全国の平均でも年間約8,700ドル(約130万円)、非宗教系では2万ドル(約300万円)にもなります。
特にロサンゼルスではそれ以上になることも。例として、
Brentwood School(ブレントウッド・スクール):年間39,000ドル超(約580万円)
International School of Los Angeles(ロサンゼルス国際学校):年間22,000ドル(約330万円)
ただし、多くの学校では奨学金や分割払い制度を設けており、経済的に支援を必要とする家庭にも門戸を開いています。

ロサンゼルスの代表的な私立小学校
ここでは、ロサンゼルスで人気のある私立小学校をいくつかご紹介します。
学校名 | 特徴 |
Berkeley Hall School | サンタモニカ山中に66エーカーのキャンパス。平均クラス人数18人。 |
Brentwood School | K-5の生徒数は約280人。クラス平均16人。教師1人あたりの生徒数は7人。 |
Buckley School | iPadを全生徒に支給。平均クラス人数13人。 |
International School of Los Angeles | 65カ国からの生徒が在籍。多言語教育。 |
Kids’ World School | TK〜高校まで対応。サマーキャンプも充実。 |
Mirman School | 高IQの児童対象。入学にはIQテストが必要。 |
New Horizon School | アラビア語とイスラム教育を全学年で提供。 |
Page Academy | 1908年創立の伝統校。3キャンパス展開。 |
St. Timothy School | カトリック系。多様な生徒層。平均クラス人数23人。 |
Wildwood School | K-12の生徒数740人。初等部は330人。生徒:教師比9:1。 |
まとめ:家庭に合った選択がカギ
ロサンゼルスでの私立小学校選びは、教育の質、学費、立地、学校の教育方針など多角的な視点が求められます。
子どもにとって最適な環境を見つけるには、学校見学、体験入学、説明会への参加が大切です。また、家庭のライフスタイルや教育方針との相性もよく考慮しましょう。
「良い学校」=「高い学費」ではありません。
大切なのは、子どもが安心して学び、自分らしく成長できる場を選ぶことです。
アメリカ宿題サポートでは、アメリカに住むお子さんの学習サポートを提供しています。
記事作成者 (Manami Palmini) ![]() 講師経歴
過去のサポート歴
|
Comments